不動産売却をする時によくあるトラブルとはどのようなものがあるでしょうか。不動産といえば、土地建物となりますが、土地の問題は昔からなかなか解決しにくいものです。たいていのトラブルは不動産売却時と購入時に起こります。売却時について見ていきますと、数十年前に購入した建売物件があったとして、それを売却するとします。建物は古いので、取り壊して売却では、取り壊し費用が地主にかかります。
すると、そういう物件は建物付き宅地と言う事で売買されます。古くても良いのであれば建物もそのまま使用出来ますし、建物の価格はほとんど計上されないで購入出来ますので、購入者も安く購入出来ます。ところが、購入した方が、建物を建て替えたいと思い、計画するとします。そこで、その土地が、隣の家と共同所有であることが発覚した場合、トラブルとなります。
これは、よく法務局の書類図面を見ないで購入するとこのようなことになります。つまり、建て替えたくても、それが出来ないのです。そうすると、しかたなしに、古いままの住宅で、壊れるまで使うしかできなくなります。そういう物件は価格が安いですので、一戸建てと言ってもそういう物件は避けるべきです。現代の法律では厳しく管理されていますが、数十年前の物件では、このような違法建築は割と多く存在しますので、このような問題が起こるわけです。